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松坂 修二*; 石井 克典; 鈴木 政浩; 瀬川 智臣; 木原 義之; 安田 正俊*
no journal, ,
簡素化ペレット法MOX燃料製造技術に関する研究開発が、日本原子力研究開発機構で進められている。本法では、硝酸プルトニウムと硝酸ウラニルの混合溶液を、マイクロ波で加熱脱硝,焙焼,還元することにより、MOX(プルトニウムとウランの混合酸化物)に転換しており、その後、燃料ペレット成形金型への充填を容易にするため造粒が行われている。MOX粒子の流動性は、充填プロセスに影響を与えるので、流動性の測定と評価が重要である。既に、粉砕したZrO粒子を用いて、振動細管法のMOX粒子への適用性を検討し、Carrの流動性指数では表せない微小な流動性の差を検出できることを確かめた。また、45m以下の微粒子から数百ミクロンの粗粒子まで、流動性の測定と評価が可能であることも確かめた。本研究では、簡素化ペレット法で使用するMOX粒子に性状がより近い、造粒WO粒子を用いて流動性の測定評価を行うとともに、粉砕ZrO粒子の流動挙動との比較を行った。
福井 国博*; 有満 直樹*; 山本 徹也*; 吉田 英人*; 山本 琢磨*; 石井 克典; 鈴木 政浩
no journal, ,
現在、原子力発電におけるウラン資源の有効利用を図るため、高速増殖炉サイクルの実用化に向けた研究開発が進められている。軽水炉の使用済燃料を再処理して得られる硝酸プルトニウムと硝酸ウラニル溶液を混合後、マイクロ波脱硝法により酸化物に転換され、原子力発電所の燃料として再利用される。マイクロ波脱硝法の利点として、活性度の高い酸化物粉末が得られることや主な装置構造が簡易であり、操作性に優れること等が挙げられる。その一方、脱硝時の投入エネルギーが大きいという問題点も存在する。そこで、本研究では、脱硝反応機構を解明し、エネルギー効率を向上させるためのコールド試験を行ったところ、加熱源となる酸化物粒子を添加することが有効であること、また断熱材を用いることが有効であることがわかった。
佐伯 佑太*; 福井 国博*; 山本 徹也*; 吉田 英人*; 山本 琢磨*; 石井 克典; 鈴木 政浩
no journal, ,
現在、原子力発電におけるウラン資源の有効利用を図るために、高速増殖炉サイクルの実用化に向けた研究が進められている。軽水炉の使用済燃料を再処理して得られる硝酸プルトニウム溶液は硝酸ウラニル溶液と混合後、マイクロ波脱硝法により酸化物に転換され、原子力発電用燃料として再利用される。しかし、マイクロ波脱硝法では、生成する酸化物粒子の粒子径が小さいため流動性が悪く、燃料製造工程での酸化物粒子の取り扱いが難しいという問題がある。そこで、本研究では脱硝プロセスにおける加熱方法や加熱速度が生成酸化物粒子の粒子径に与える影響を比較することで、マイクロ波脱硝法による粒子径を増大させる手法を検討した。